2013年10月18日金曜日

第 26 回東京国際映画祭 開幕 !


10 月 17 日、 爽やかな秋晴れの下、第 26 回東京国際映画祭が開幕しました。
フェスティバル・ミューズを務める栗山千明さんが 、 けやき坂に敷かれたグリーンカーペットを先導。「できる限りの力を発揮し、見にきていらしている皆さんと 盛 り上げていきたい」、また 海外に向けては 、 「映画を通して、日本 の素晴らしい面を知っていただきたい」と挨拶されました。その他、フェスティバル・ナビゲ ーターの斎藤工さんと山崎紘菜さん他、国内外から多くの映画人が登場 し、沿道のファンの握手やサインに応じました 。 グ リーンカーペット の 最後を飾っ てくださったのは 、 本映画祭での オープニング 上映がワールドプレミアとなる 特別招待作品『キャプテン・フィリップス』のポール・グリーングラス監督 と 主演のト ム・ハンクスさん 、 そして クロージング作品『清須会議』の 三谷幸喜監督と主演の役所広司さん でした。
会場を TOHO シネマズ 六本木ヒルズ スクリーン 4 に移し 、 上野道明 さん の 印象的な チェロの 独奏 と 栗山千明さん の 歓迎の挨拶でオープニングセレモ ニーが開催されました。今年の司会は、笠井信輔さんと服部真湖 さん が務めてく ださいました。
最初に登壇された 茂木敏充経済産業大臣からは、「 今、 日 本の映画を始め 、日本の コンテンツが世界 から大きな 注目を 浴びており、そして さらに大き なポテンシャルがあると感じています。 経済産業省としても このような 日本の魅力を積極的に 海外展開し、その成長を取り込ん で い く 、 そのためにクール ジャパン戦略を展開しています。 これから更に日本が再生し、新しい希望に満ち溢れた日本をつくるために一丸となって皆さんと一緒に政府も頑張って いきたいと思っています」と奨励のお言葉を送って 頂きました 。
今年の東京国際映画祭でリニュ ー アルされた二つの部門の審査委員、そしてコンペティション部門の国際審査委員が紹介されました。 これからのアジア 映画界をリードしていく若い監督の作品を集めた「アジアの未来」の青山真治さん、ジェイコブ・ウォンさん、野島孝一さ ん 。 日本から世界へ、強い個性の ある作品を紹介する「日本映画スプラッシュ」のパオロ・ベルトリンさん、クリスチャン・ジュンヌさん、 瀬々敬久 さん 。 「 コンペティション 」 の チェン・カイコーさん、 ムン・ソリさん、クリス・ブラウンさん、クリス・ワイツさん、 寺島しのぶさん です
国際審査委員を代表して審査委員長のチェン・カイコーさんは、「 ご招待いただき光栄に思います。実は昨日 、 台風のため欠航が続き北京国際空港 で足止めとなりました。 しかし、 映画をつくる人間は、台風よりもひどい状況に 直面することあります 。ここに多くの映画関係者の方がお集まりになっていま すが、映画撮影は大変なことなのです。映画 作りは 、暗闇に光を差し込むような 仕事 です。 また、 良い作品には、作る側の感情、喜怒哀楽、 辛いこと、 懺悔、そして 希望 を見出すことができると思います。今年もコンペティション部門の中でこういった作品を是非 、 見出したいと思います。 トム・ハンクス主演 の『フォレスト・ガンプ / 一期一会』 の中 で 、 “ 人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみないと分からない ” という台詞がありますが、映画とはそういうも のなのです。 私どもは、公平な審査をしていきたいと思います」と コメントしてくださいました。
本映画祭の ディレクター・ジェネラルの椎名保は、「 いよいよ東京国際映画祭が始まりました。来週の金曜日 25 日まで、六本木で映画を楽しんでくだ さ い」と挨拶 しました 。
安倍晋三総理大臣は、「 “ 人生はチョコレートの箱のようなもの ” という台詞ですが、私の人生 もそのようなものです 。 今我々は、新しい経済政策を進め ています。正にこれから日本の経済を成長させようと思っていますし、その中核が日本のコンテンツ産業でもあります。日本のコンテンツをどんどん世界に 発信していきたいと思います。 “ それは奇跡ではない。私たちが月に行こうという意志を持っていたからだ “ これは『アポロ 13 』 の ラベル船長を演じていたト ム・ハンクスさんの台詞です。日本の経済を再生できるかどうか、そして日本の映画を世界に発信していけるかどうかは、私たちの意志にかかっているのだ と思います。日本の映画産業には大きな可能性があります。その可能性を引き出して いこうという 挑戦をする人たちを、私たちは応援して い きた いと思い ます。日本の映画界の発展、そして東京国際映画祭の成功と 更には世界の映画が 多くの人々に これからも大きな感動 や興奮や勇気や夢を与えてく れることを祈っています」と力強いエールを頂きました。
その後、 トム・ハンクス さん とポール・グリーングラス監督にもご登壇いただき、 安倍 総理と共に 記念撮影を行いました。 トム・ハンクス さんからの 、 「これから 9 日間、素晴らし い 映画 がたくさん上映されます。 さっそく始めましょう!」というメッセ―ジでオープニングセレモニーは 、閉会となりました。会場では 引き続き、オープニング作品である『 キャプテン・フィリップス』 が上映されました。

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